目次
ジェンダーレスとは?
近年耳にすることが増えたジェンダーレス。
「ジェンダーレスファッション」を紹介する前に、そもそもジェンダーとは何でしょうか?
ジェンダーとは
「ジェンダー」とは、生物学的な性とは違い、社会的・文化的につくられている性のことを指します。つまり、男性と女性の役割の違いによって形成された性別のことです。
例えば、「料理は女がするもの」や、「仕事は男がするもの」といった、「女らしさ」「男らしさ」という文化的につくられた意識のことを指します。泉大津市HP引用
ジェンダーレスとは
ジェンダーレスとは、生物学的な性差を前提とした社会的、文化的性差をなくそうとする考え方を意味する言葉です。
以前は飛行機で働く女性をスチュワーデスさんと呼んでいたりしましたが、
現代ではCA(キャビンアテンダント)、病院のナースさんの事を看護師と呼んだりするのはその一例です。
生物学的な性差を元に、同じ仕事をしている男女に対して区別をしていたと見られます。
ファッションの面では女子生徒が制服をスカート以外も選べたり、ランドセルのカラーを好きな色を選べる様になって来ていますね。

従来の性別に囚われない、新しい形のインフルエンサーも登場し人気を博しています。
ジェンダーレスモデルとして人気の井手上漠さん 公式インスタグラムから引用
ジェンダーレスとユニセックスの違い

ジェンダーレスには、生物学的な性別を元に男女の性差を決めつけてしまう考え方をやめようという意味がありますが、男女の区別がないという意味でユニセックスという言葉が使われることがあります。
ユニセックスは、男性と女性の間で共有される性別の概念を表します。
性別を無視するのではなく、男性と女性の両方が使える、
中性的なデザインやスタイルを指すことがあります。
例えば、ユニセックスの服やアクセサリーは、男性や女性が自由に選び、着用することができます。
まとめるとジェンダーレスは概念、心理的なもので性別の概念を取り払ったものになりますが、
ユニセックスは男性と女性の間で共有されるモノの概念を指します。
ジェンダーレスファッションとは
ではジェンダーレスファッションとは何でしょうか?
「女性らしさ」「男性らしさ」にとらわれず、自分らしく楽しめる自由なファッションスタイル、
性別にとらわれない中性的で自由なファッションのことです。
骨格や体形の違いでメンズ、レディースと男女に分けられることが多いファッション業界ですが、
最近では男女兼用のアイテムも増えています。
ジェンダーレスファッションの特徴
- 男性が脚のラインが出るスキニーパンツやスカートを穿く
- 女性が体のラインを拾わないオーバーサイズの服を着る など
男装や女装というわけではなく、男性的とも女性的とも言えないような服装をするのがジェンダーレスファッションの特徴です。中性的でシンプルなカラーのアイテムを選べば、着回しの幅が広がります。
ジェンダーレスのファッションは、男女兼用のアイテムを利用するだけではなく、
女性がメンズのアイテムを利用したり、逆に男性がレディースのアイテムをうまく取り入れたりなど、
一般的なメンズ、レディースのカテゴリーにとらわれない自由な発想がおしゃれの楽しみ方の一つです。
ジェンダーレスファッションとユニセックスファッションとの違い
ユニセックスの意味は「男女を問わず着られる服」。
男性用、女性用といった括りを取り払い、男女ともに使える商品を指します。
ジェンダーレスファッションも男女兼用の意味合いを含みますが、ユニセックスとの大きな違いは「男性・女性らしさにとらわれない」というメッセージ性があるかどうかです。
ジェンダーレスファッションの例
- 男性の着こなしに、スカートやレースなどを取り入れたスタイル
- 男性がするネイルやメイク
- 女性の着こなしに、アウトドアグッズやライダースアイテム・ミリタリーアイテム・オーバーサイズのトップスなどを取り入れたスタイル
- 女性のベリーショートなどが挙げられます。




ユニセックスとは違うジェンダーレスアイテムの一例
モード系ECサイト、AMOURETVIEモレビーより画像引用
最後に
いかがでしたでしょうか。
多様性が尊重されるようになった現代。
性別による区別のないジェンダーレスファッションも自分自身を表現する手段の一つとして見逃せませんね。
現代では自分を表現する様々な手段が登場してきています。
この機会に是非チャレンジしてみるのもいいかも知れません☆
当記事で使った画像はモード系通販サイト【公式通販】モレビ― ONLINEストアのから引用